【金融知識】金利とは?計算方法や住宅ローンの金利などについて基本を解説!

金融

こんにちは、うり坊です。

先日「住宅ローンの金利が17年ぶりに引き上げられる。」というニュースを見ました。私は賃貸なのであまり関係ないや~と思いながら見ていたのですが、ふと「結局金利って何なの?」と疑問が浮かびました。

という訳で、今回は同じような疑問を持つ方に向け、わかりやすく金利を理解できるよう解説記事を作成してみました。ぜひ最後までご覧ください!

ちなみに冒頭で見たニュースのネット記事は下記に記載しておきます。

【出典:“住宅ローン変動金利上げ 0.15%、既存契約”.KYODO きさらぎ会2024/9/3 https://kisaragi.kyodo.co.jp/economy/a-624543】

「金利」って何?金利はお金を貸してくれたお礼!

金利とはお金を貸してくれたお礼に支払われる利息の計算利率です。

一般的に金利は「年利○○%」と表します。年利とは「1年間で貸してくれたお金の総額の○○%をお礼として返します」ということです。具体的にいうと「年利0.5%で1年間100万円を貸した」場合の金利は、5,000円となります。

銀行にお金を預け入れれば、金利分のお金がもらえます。反対に、銀行からお金を借りた場合は、借りた分のお金にプラスして金利を上乗せした金額を返済しなくてはなりません。

「金利」は固定と変動の2種類ある

 

 

 

 

 

 

 

金利は以下の2種類あります。

固定金利
変動金利
それぞれのメリット・デメリット、向いている人を紹介します。

固定金利

固定金利とはお金を借りた時から返済するまで、ずっと金利が変わらないことです。メリットは、月々の返済額が一定なため、将来の返済計画の見通しが立てやすいことです。デメリットは変動金利よりも固定金利のほうが金利が高めに設定されていることが多いということです。

固定金利は、毎月の返済額を一定にして、将来のお金の使い方を明確化しておきたい方や、利上げや利下げなどで金利が変化することに一喜一憂したくないという方におすすめです。

変動金利

変動金利は返済中に金利の見直しが定期的に行われ、金利が上がったり下がったりする可能性があります。メリットは金利額が固定金利よりも安く設定されていることが多いこと、金利が下がっている時には、月々の返済額が少なくなることです。デメリットは先ほどは反対に金利が上がっている時には、月々の返済額が増えてしまうことです。ですが、変動金利から固定金利に変更することが可能なことが多いので、金利が上がり返済が厳しい!という場合には固定金利に切り替えることも可能です。

変動金利は短期間の返済である方、金利が上がった時でも資金に余力がある方であれば低金利時の恩恵を受けられるため、おすすめです。

「金利」って何に使われているの?

金利は上がったり下がったりするものなんだね!

金利って何に使われているのかしら?

さて、ここまで金利って何だ?を説明してきました。次に実生活において金利が利用される場面を紹介します。

主に金利が利用されるのは

各種ローン
銀行預金
経済活動への関与

の3点です。順番にご紹介していきます。

各種ローン

金利は住宅ローンや車のローンなどの各種ローンに利用されています。金利の高い安いはローン会社によって違います。

銀行預金

銀行にお金を預けた際にも、金利が発生します。大手といわれる銀行にお金を預けた際の金利はおおよそ0.1%。1年間で100万円を預けたら1,000円が利息です。(実際にはここから税金が引かれます)

経済活動への関与

金利は経済活動をコントロールする方法として利用されることがあります。一般的には不景気時には物の売買やお金の貸し借りなどが減り、それによって経済活動が低下していくと言われています。

そこで日本の中央銀行である日本銀行は、経済活動を活発にしたい時には、日本銀行が貸し出す時の金利を低くし、お金を借りやすくします。これによって、日本の中でお金の貸し借りや売買が多くなり、経済活動を活発になるのです。

反対に、経済活動が活発になりすぎている時には、金利を上げて活動を抑えようとします。

1990年代に不動産バブルが崩壊して以降、日本は長く「デフレスパイラル」に陥っていました。デフレスパイラルというのは「経済状態が悪化し、企業の業績が低下。その結果業績低下が原因で銀行からの融資が受けられず、賃金が上がらない。賃金が上がらない結果、消費者の売買行為が減り、どんどん企業の売り上げが減っていく。」という状態が連鎖する状態です。この状態が1990年代から続いていたため「日本の失われた30年」などと言われています。

このように、日本銀行は金利の上げ下げを利用し、間接的に日本の経済状況をコントロールしようとしています。1990年のバブル崩壊を引き起こした原因の一つは、日本銀行が活発になりすぎた経済活動を落ち着かせるため金融引き締めを行ったことがあります。これを打ち出した当時は30年間デフレが続くことになるとは、誰も思っていなかったようです。難しいですね・・。

金利は経済活動にとって大切なもの

今回は「金利」について解説してきましたが、いかがでしたか?金利が何なのか少しわかっていただけたでしょうか?

今後も私が気になったことを自分なりに記事としてまとめていきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございましたー!

 

 

 

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